【心理学応用】ファンを戦略的に増やす3つのテクニック
どうも!かいとです!
突然ですが、Instagramの運用で、最も重要なことは何でしょう?
認知拡大でしょうか。それともサービスや商品の良さをひたすら伝えることでしょうか。そうではありません。
最も重要なのは、ファンを作ること。
ファンとは好意を持つ度合いが一定の基準値を超えた状態の人々。
アカウントが提供するサービスや商品に対して、イチ消費者である以上の愛着を持って接してくれる人々を指します。
ファンはその愛着ゆえに価格に左右されずに商品やサービスを購入してくれたり、リピーターとなってくれたり、あるいは自ら口コミによって情報を拡散し、新規の顧客を引き寄せてくれます。
また、アカウントが気づかないようなきめ細やかなフィードバックをもたらしてくれることも。これにより商品やサービス、アカウント自体をより良く成長させることができます。
ファンづくりが重要な理由はそれだけではありません。
実はInstagramのアルゴリズムはファンを重視して組まれているのを、ご存じでしょうか。
これまでの記事で何度もご説明していますが、重要な数値「ホーム率」。
これは既存フォロワーがコンテンツに対してどれほど接触してくれているかを測る数値です。
この「ホーム率」を一定以上の数値で維持できなければ、アカウントとしての質が低いと認定され、フォロワー外に拡散されないようInstagramのアルゴリズムは組まれています。
え!?そうだったの???
クラスの嫌われ者が生徒会長に推薦されないのと同様、すでにそばにいてくれるフォロワーからの好感度が低ければ、Instagram側としても不特定多数の人々におすすめしたいと思わないわけです。
さらに、Instagram内の市場感でもファンづくりは非常に大切です。先述した通り、Instagramはジャンルによっては飽和状態。
例えばコスメ系アカウント。どのアカウントも紹介する商品が似通っている上、ユーザーは同じジャンルのアカウントを平均して4個フォローしていると言われます。
その状況でユーザーから選ばれるためには、ユーザーに「このアカウントだから買いたい」と思ってもらうことが何よりも大切。
なぜなら、飽和状態の市場におけるユーザーは「何を買うか」よりも「誰から買うか」を重視しているからです。
なるほど、、、だからファン化が大事ってわけね、、、
他の誰も紹介していない商品を血眼になって探すよりも、アカウントとしての個性を際立たせて、フォロワーと信頼関係を構築し、
「このアカウントだから買いたい!」と思ってくれるファンをつくる方が、安定的な収益につながります。
Instagram運用にとって、ファンの獲得は非常に大切なことがお分かりいただけるでしょう。
でも、ファンっていったいどのようにつくればいいの?
ファンになるかならないかは運や相性の問題で、意図的につくることなど無理!
そんなふうに思っていませんか?
ファンは、意図的につくれるんです!!!
ファンを意図的に生み出す=アカウントへの好意度を一定の基準値以上まで積み重ねさせること。そのためには、次の3つの心理学を活用した仕掛けが効果的です。
①単純接触効果
②一貫性の原理
③類似性の法則
それではひとつひとつ説明していきましょう。
① 単純接触効果をインスタで使う
人には興味のない物事や人物に対しても、繰り返し接することで好意度が高まるという心理のこと。
心理学者ロバート・ザイアンスが発表したことから、ザイアンス効果、ザイアンスの法則などと呼ばれます。
単純接触効果のわかりやすい例は、テレビCM。
何度も見聞きしているうちに、いつの間にかCM音楽を口ずさんだり、宣伝されている商品が欲しくなったりすることがあります。
これらが、まさに単純接触効果です。
では、Instagramでこの単純接触効果を活用するにはどうしたら良いのでしょう。
Instagramの投稿はテレビCMと違って、自然に繰り返し同じユーザーの目に触れるものではありません。
原則としてユーザーが「見たい!」と思い、能動的に投稿を見にいかなければ、単純接触効果を利用することができないのです。
つまり、ユーザーが毎日欠かさず投稿を見てくれるようにする=習慣化させる仕掛けが肝心です。そこには2つのポイントがあります。
⑴つい投稿を見てしまう仕組みを作る
⑵マンネリ化を防ぐ
⑴つい投稿を見てしまう仕組みを作る
ユーザーがつい投稿を見てしまう状態は、4つのステップで作ることができます。
❶トリガー・・・投稿を見るきっかけをユーザーに与える
❷行動・・・投稿に対して起こしてほしい行動をユーザーに提示する
❸報酬・・・行動を起こすと得られるメリットをユーザーに見せる
❹再投資・・・❶〜❸を繰り返す
具体的には、、、
❶ストーリーを定期的に投稿する
❷質問BOXへの回答を募る
❸回答をストーリーに取り上げる
❹ ❶〜❸を繰り返す
ユーザーは❷の質問BOXへの回答をためらいがちですが、❸で他のユーザーの回答を取り上げることで「次は自分の回答が取り上げられるかもしれない」と期待を持ちます。
するとストーリー投稿を気にして見るようになり…。
この流れを繰り返すことで、ユーザーがストーリー閲覧を習慣化するという仕組みです。
ここでのポイントは必ず「報酬」を用意すること。
子どもがお手伝いをしてくれた時、褒め言葉とともにお小遣いを渡すと、次もお手伝いをしてくれます。それと同じです。
ストーリーを投稿し、質問を募集するだけで終わらせるのではなく、回答してくれたユーザーのメリットを投稿者が作らなくては、習慣化のサイクルは完成しません。
しかし、このサイクルが完成したからと安心して、いつも同じ内容を投稿していては飽きられてしまいます。
習慣化させる仕掛けで大切なポイントの2つ目は、マンネリ化を防ぐことです。
(2)マンネリ化を防ぐ
毎日ストーリーで質問BOXを設置するだけでは、ユーザーに飽きられてしまうことは確実。
誕生日やクリスマスといったイベントがあると、日々の生活にメリハリがつくのと同様、投稿にも時折、非日常を交えればマンネリ化が防げます。
ストーリーに非日常を作る方法は様々ありますが、最も簡単に実行できるものものとして「日頃、公に口にするのははばかられる内容をあえて投稿する」という方法をご紹介しましょう!
【ポジティブ】恋愛、結婚、食事、料理、お金、家族 etc.
【ネガティブ】怪我、事故、喧嘩、批判、醜いもの、非道徳なこと etc.
以上からわかるように、日常で大っぴらに話すことはタブーとされる内容は、主に人間の根源的欲求に関わることです。週刊誌のネタとして話題になるジャンルと言えばわかりやすいでしょう。
こうした内容に人間は本能的に興味を掻き立てられるのです。
言うならば強烈な刺激。それを強制的に感じさせるのが上記のテーマに触れることなのです。
Instagramのアカウントは、ビジネスとして運用している場合はもちろん、例え個人アカウントでプライベートな投稿していたとしても、誰かに向けて発信している時点で社会的な顔=ペルソナを帯びています。
そのため、意識的にあるいは無意識に、それぞれのモラルの範囲内で投稿をしています。これは非常に大切なことで、決して破るべきものではありません。
しかし、アカウントのイメージやコンプライアンスを守り、ユーザーの気分を害しない範囲で、前述のような人間の根源的欲求に関わることを、スパイスとしてほんの少し活用すると、効果は絶大。
ユーザーは本能的に興味を惹かれるだけでなく、アカウントの一定のペルソナの向こう側をのぞき見してしまったような危うさを感じます。
それが非日常感に感じられ、投稿のマンネリが打破できるのです。
ただし、重ねて述べますが、アカウントのイメージやコンプライアンスを守り、ユーザーの気分を害さず、傷つけないことを念頭に活用してください。
以上、⑴つい投稿を見てしまう仕組みを作り、⑵マンネリ化を防ぐことで、ユーザーの投稿閲覧を習慣化しましょう。そうすれば、単純接触効果によってアカウントへの好意度がUP。
これだけでもファン化するユーザーが出てくることでしょう。
② 一貫性の原理をインスタで使う
こんな経験はないでしょうか?
映画やドラマを見てしばらくして、あまり面白くないと感じながらも「せっかくここまで見たんだし…」とだらだら最後まで見てしまったこと。
あるある!倍速で最後まで観ちゃってるね!(笑)
いつもよく行くスタバの近くにくると、なんとなくコーヒーが飲みたい気がして立ち寄ってしまう。
これらは人なら誰もが持つ「一貫性の原理」という心理に基づいています。
一貫性の原理とは、自身の行動や発言、考え、態度を一貫させたいと感じる心理。他人に対しても、この心理は働きます。
例えば、誰かがコロッと意見を変えて、全く別の主張をし始めた時、「意見を変えるなんておかしい」「この人は信用できない」と違和感や不快感を感じたことありませんか。
これは人に対して一貫性の原理が作用しているからです。
相手に対して一貫性を求めるのは、相手に変化があると自分の考えや行動も変えなくてはならず、余計な労力を要するから。つまり面倒くさいのです。
相手に一貫性があれば、自分も一貫性を保つことができ、ラクで安心感が得られます。
そんな安心感を与えてくれる一貫性がある相手に対して、人は好意を持つのです。
牛丼チェーンの吉野家が人気を保ち続けられているのは、牛丼を提供し続けているからではありません。
そこに「うまい、はやい、やすい」という特徴をのせ、いつでもどの店でも提供しているからです。
つまり、牛丼という商品に「うまい、はやい、やすい」という約束をつけたのが吉野家というブランド。
だからこそ、その約束に一貫性を持たせないと消費者からの信頼や好意も得ることができず、ブランドを維持できなくなります。
ブランド=商品orサービス+約束
吉野家=牛丼+うまい、はやい、やすい
スターバックス=カフェ+サードプレイス
③ 類似性の法則をインスタで使う
初対面の相手と話していたら、同じアーティストのファンだとわかった。あるいは、出身地や出身校が同じだったため、たちまち打ち解けられたというような話、よく耳にするのではないでしょうか。
人は自分と共通点を持つ相手に親近感や好意を覚えます。
これは心理学で「類似性の法則」と呼ばれる心理作用。ビジネスから恋愛まで幅広い分野で活用されています。
では、Instagramのコンテンツでは具体的にどのように類似性の法則を活用すればよいのでしょう。
ファン作りに成功しているアカウントがよく行っている手法は次の2つです。
⑴プライベートな側面を見せる
⑵仮想敵のいる物語を伝える
⑴プライベートな側面を見せる
これは類似性の法則を活用する最も王道な手法です。
具体的には、
▶ストーリーでアカウントの投稿とは全く関係のない日常の出来事をシェア
▶フィードに空の写真を投稿する
▶すっぴんに部屋着でライブ配信をする
インフルエンサーがよく行っているので、こうした投稿をご覧になったことがあるのではないでしょうか。これらは、アカウントにもユーザーと同じ日常があることを感じさせる効果があります。
⑵仮想敵のいる物語を伝える
仮想敵とは、仮に想定した敵。
例えば、元上司のような具体的なものだけではなく、ダイエットの失敗のように、不満の対象も仮想敵になります。
こうした仮想敵のせいでぶつかった困難を乗り越えたという物語を、ストーリーで発信することにより、ユーザーの中に「同じ仮想敵を持つ者同士だ」という認識が広がります。
人は共通の敵を前にすると一致団結しようとするもの。
よく上司の愚痴や先生の愚痴で盛り上がるのはこの心理があるから。
そのためアカウントの持つ仮想敵に共感したユーザーは、アカウントへの心理的距離を一気に縮め、好意度を向上させるのです。
【具体例】
▶転職系アカウント
・仮想敵=ブラック企業
・物語=ブラック企業からホワイト企業へ転職を成功させて人生がハッピーに
▶コスメ系アカウント
・仮想敵=肌が汚かった頃の私、馬鹿にしてきた周りの人
・物語=スキンケアにこだわって肌が綺麗になり、自分に自信がついた
ここで大切なのは、仮想敵を物語にして伝えること。なぜなら、物語には誰もが経験する共感ポイントがいくつも入っています。
物語化することでユーザーが仮想敵以外の類似性も見出しやすくなり、アカウントへの共感が強化されます。
さらに、この物語を自己紹介としてハイライトにまとめることも欠かせません。
ハイライトに置くことで、初めてアカウントに訪れたユーザーの目に留まりやすくなります。
自己紹介を読んでユーザーがさっそくファンになり、フォローしてくれるという流れが作れるのです。
以上が、単純接触効果、一貫性の原理、類似性の法則の3つの心理作用を活用し、ファンを意図的に生み出す仕掛けでした!
この3つの仕掛けを施すことで、ユーザーの好意度は確実に向上していきます!
この仕掛けって、インスタだけじゃない。
今回説明した、3つのファンを意図的に生み出す仕掛けって、インスタだけに有効なわけじゃないです。
実は、これは僕が営業マンをしていたときもこの仕掛けを使っていました。もっというと、上司から好まれるのも、友人や異性と仲良くなりたい時も、このテクニックを活用していました。
まさか、インスタでも活用できるなんて最初は驚きました(笑)
でも、改めて考えてみると、インスタは人と人を結びつけるためのツールなんですよ。なので、リアルな世界でも、ネット上の世界でも本質は変わらないということだと思います!
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【インスタ攻略ノウハウ】
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今後も、Instagram運用ノウハウをブログで発信していきますので、また読んでくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!